ガーデン情報

豊洲ガーデンクラブ新聞夏号Vol.9

夏中咲く花々

夏中咲く花々


夏を生き抜く生きものたち

 今年は梅雨明けが少し遅いようですが、梅雨が終わると一気に気温が上がり、しばらくは高温多湿、晴れが続くと高温乾燥になる過酷な猛暑がやってきます。
 夏の花として流通している植物は原産地が熱帯や乾燥地帯のものが多く、暑くても成長したり花が咲き続けたりできますが、一般的な草花は高温にとても敏感。30℃までは何とか成長できたものも35℃を超えると成長を止めたり、葉を落としたりする植物が増えます。


ダリア コクチョウが花盛り

ダリア コクチョウが花盛り

 植物の体の調子を整える酵素の素材はタンパク質。熱で変質しやすく、本来の役割を果たせなくなってしまうことも。また、温度が上がると土や葉の表面が乾きやすく、生きていくために必要な水分がどんどん減っていき、株が小さくなってしまうこともあります。鉢植えなら明るい日影に移動するか遮光をするか、とにかく直射日光を避けて植物と土の温度が上がらないようにすることが大切です。


花の密に集まる虫たち

花の密に集まる虫たち

 雨が多いと虫もよく育ってモンシロチョウやハチが忙しく飛び回っていますが、そんな景色も今のうち。真夏にはピタッと虫を見なくなり、どこかでひそかに秋が来るのを待っています。
 8月中旬、お盆を過ぎると太陽の位置が徐々に低くなり、酷暑も残暑に変わります。秋の気配が感じられる日まであともう少しの辛抱です。


暑くても元気な花


原産地の気候に順応した夏の植物。雨が多く高温の熱帯地域なら高温多湿好き、高温で乾燥する中南米などの地域なら高温乾燥に耐えられます。原産地を確認して植物の性質を想像してみましょう。


フレンチマリーゴールド ファイヤーボール

夏の定番。湿気が多いと虫に食べられることも。秋には色が濃くなって美しい。原産地:メキシコ、中央アメリカ


サルビア ファリナセアレア

秋まで繰り返しよく咲く。夏の一年草扱いとして流通するが実は多年草。豊洲では冬越し可能。原産地:北アメリカ


キバナコスモス レモンブライト

乾燥に強く開花期が長い。キバナコスモスはコスモスより茎がかたく、枝分かれした形になる。原産地:メキシコ


ネメシア アレンジ ラベンダー

ラベンダー色の花がさわやかな夏に咲く多年草。乾燥に強く開花期が長い。原産地:南アフリカ


和綿

乾燥に強く7月頃から花が咲く。実は茶色くなり、乾燥すると割れて中からワタに包まれた種が顔を出す。原産地:インド


ペチュニア シルバーブロッチ

暑さと乾燥に強い。梅雨時期は蒸れやすいので枝を切り戻す手入れが必要。原産地:南アメリカ


フウセンカズラ

暑さと乾燥に強い。こぼれ種でも増える。風船のような実とハートの模様の種が特徴。原産地:熱帯アメリカ、熱帯アフリカ


ビンカ バーガンディハロ

高温多湿に強い。少し影になるところの方が良く育つ。バーガンディハロは花が大きめ。原産地:アフリカ(マダガスカル)

ピックアップ「オジギソウ 」


オジギソウ

オジギソウ


 葉を触るとお辞儀するオジギソウ。子供たちに大人気の夏の花ですが、実は学名がミモザ(Mimosa pudica)です。黄色い花で有名なミモザアカシアはオジギソウの花に似ているところから名前が付きました。ややこしいですね。

季節のワンポイントケア「夏の水やりのタイミング 」


チューリップが咲き終わったら?

チューリップが咲き終わったら?


 植物が1日生きるには土に湿り気があるだけで十分です。土の中に残っている水が多すぎると蒸れて傷んでしまうため、水やりは土の中に水たまりを極力作らないよう早朝か夕方がベスト、土の中の水分が抜けることが必要です。

活動のお知らせ

公園で気軽に植物に関わりながら経験や知識を得られる活動を通じて
植物のことを理解し、身近な植物を通して環境にも興味を持ってもらえるよう情報提供していきます。

豊洲ガーデンクラブ
​毎週金・土曜日10:00〜11:30(※8月はお休みです)

豊洲ぐるりパークで育てた植物を使ってガーデンを作っています。
種まきやポット上げ、ガーデンの手入れをしながら園芸を学び、一緒に育てていく活動です。
植物の手入れについて知りたい方や気軽に植物を育てる体験をしたい方にお勧めです。

・どなたでも参加できます
・参加費無料
・予約不要